MET GALA 2023: “Karl Lagerfeld: A Line of Beauty”

METガラ2023:“カール・ラガーフェルド:美の系譜”

“ファッション界のアカデミー賞”とも称され、すっかりおなじみになったMETガラ。コロナ禍を経て完全復活した今年のテーマは「Karl Lagerfeld: A Line of Beauty(カール・ラガーフェルド:美の系譜)」だ。つまり、長年シャネルやフェンディ、さらに自らの名を冠したブランドを率い、惜しくも2019年に他界した偉大なるデザイナー、カール・ラガーフェルドへのリスペクト&オマージュ。彼のテイストを反映して、ドレスはモノトーンが主流、当然のことながらシャネルをまとうセレブも多数登場したが、個性発揮の決め手はジュエリー! さて、注目を浴びたのはどんなスタイル?

カーラ・デルヴィーニュ

Cara Delevingne

カール・ラガーフェルドと親交が深かったカーラ・デルヴィーニュは、カールの愛用アイテム、レザーの手袋にクロム・ハーツのリングをコーディネートし、彼のヘリテージを称えて。シャツドレスはまさに“Karl Lagerfeld(カール ラガーフェルド)”、重ねづけした存在感あるネックレスもクロム・ハーツのもの。さらに、カールを意識した白髪を、ショートカットでパンキッシュに表現するのがカーラのセンスの高さ。クール! ©Getty Images

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エル・ファニング

Elle Fanning

グレース・ケリーが着用していたものを彷彿とさせる、1955年製カルティエのヴィンテージネックレスを着用したエル・ファニングをキャッチ。ドレスは2022年に他界したヴィヴィアン・ウエストウッドのパートナー、アンドレアス・クロンターラーによるもので、シャネルの2011-12秋冬オートクチュールで発表されたブライダルルックに着想を得て、今回特別に制作された。カールを象徴するモノクロの世界に敬意を表し、テーラードジャケットをオン。彼との思い出を可憐にアレンジしたエルらしいアプローチ。 ©Cartier(カルティエ カスタマー サービスセンター ☎0120-301-757) セレブ画像©Getty Images

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ビリー・アイリッシュ

Billie Eilish

シャネルのアイコンであるブラックリボンを漆黒のヘアに編み込み、いつもとは違うセンシュアルな魅力を見せたビリー・アイリッシュ。耳元で揺れるルビーがポイントのイヤリングはカルティエ。さらに“パンテール”“LOVE”“マイヨン パンテール”といったカルティエの王道コレクションをミックスするも、ダイヤモンド×オニキスで統一。カール・ラガーフェルドがシャネルに注入したパンクスピリッツを見事に表現している。 ©Cartier(カルティエ カスタマー サービスセンター ☎0120-301-757) セレブ画像©Getty Images

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デュア・リパ

Dua Lipa

METガラの共同ホストに抜擢されたデュア・リパは、1992年のシャネルのオートクチュールドレスに、ティファニーの大ぶりなダイヤモンドのネックレスを身につけて登場。カール・ラガーフェルドとシャネルに対してだけでなく、歴史的・世界的に有名なティファニーのイエローダイヤモンドにもオマージュを捧げ、レッドカーペットのベストドレッサーを狙う? ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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ソフィア・コッポラ

Sofia Coppola

長らくシャネル・ファミリーの一員であるソフィア・コッポラ。2001年春夏オートクチュールコレクションの中からお気に入りのルックをピックアップ。アクセントになった大ぶりのブレスレットもシャネルのもの。お隣は、シャネルのグローバル・アンバサダーを務めるクリステン・スチュワート。2016-2017年クルーズコレクションより、クロップド丈でモダンなひねりを加えたジャケット+タキシード風トップスでとことんマスキュリンに。ジュエリーは着用せずともその存在感が異彩を放つ。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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ヴィオラ・デイヴィス

Viola Davis

80年代のディスコクィーンを彷彿とさせるファッションで登場したヴィオラ・デイヴィス。今回のテーマである“カール・ラガーフェルド”が賞賛される中、実は彼が最も好まなかった色がピンク。その色をまとうことで、“Me Too”運動への批判などで物議を醸したカールへの静かなる反抗心を見せたのかも? とはいえ、“セルパンボエム”の華やかなイヤリングは、ヴァレンティノのピンクのドレスにもヘアスタイルにもとってもお似合い。 ヴァレンティノ インフォメーションデスク ☎03-6384-3512 上半身画像©Getty Images

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ペネロペ・クルス

Penélope Cruz

デュア・リパと同じく共同ホストに選ばれたペネロペ・クルスもシャネルで。アンバサダーを務める彼女は同メゾンのドレスに、ハイジュエリーコレクション、“ル パリ リュス ドゥ シャネル”のブレスレット、“コメット クチュール”と“コメット ダイヤモンド”のリング、“コレクション1932”のイヤリングを合わせて、一層華やかに。1988年春夏ブライダルコレクションのドレスは当時、イネス・ド・ラ・フレサンジュが着用していたもの。ベルトでウエストマークされ、ロマンティックなフードがおとぎ話のヒロインのよう。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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リアーナ

Rihanna

第2子妊娠中のリアーナの首元でまばゆい輝きを放つリュクスなチョーカーは118個のアコヤパールと109個のラウンドブリリアントカットのダイヤモンド、561個のファンシーシェイプカットのダイヤモンドなどが施されたブルガリのハイジュエリー。ドレスはヴァレンティノで、ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが、シャネルのアイコンであるカメリアを贅沢にあしらい特別にデザインしたもので、トレーンの長さはなんと5メートルとか! ブルガリ ジャパン ☎03-6362-0100

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マリオン・コティヤール

Marion Cotillard

シャネルのアンバサダーであるマリオン・コティヤールは、ピンクのショートヘアで大胆にイメージチェンジし、ハイジュエリーコレクションを贅沢にコーディネート。“フランジ”の ダイヤモンドネックレス、パール×ダイヤモンドの“カメリア”コレクションの ブレスレット、“リュバン”のリング、そしてロシアのエッセンスを取り込んだコレクション“エーグル カンボン”リング。2007-08年秋冬オートクチュール コレクション、メタリックのミニドレスに合わせてエッジィエレガンスな着こなしで。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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アマンダ・サイフリッド

Amanda Seyfried

アマンダ・サイフリッドは今季のトレンドでもあり、カール・ラガーフェルドのヘリテージを称える、オスカー・デ・ラ・レンタのネイキッドドレスで会場の注目を浴びた。そのドレスに溶け込んで肌なじみがよく、動くたびに揺れるローズゴールドのネックレスはカルティエ。イヤリング&リングも同メゾン“アグラフ”コレクションのもので、オートクチュールのコルセットの留め具にインスピレーションを得て作られたものだそう。ヘアも含めワントーンでまとめたスタイルに深紅のリップが映えて。 ©Cartier(カルティエ カスタマー サービスセンター ☎0120-301-757)

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ジェニー

Jennie

華麗にMETガラデビューを果たしたBLACKPINKのジェニー。実はカール・ラガーフェルドが最後に選んだシャネルのミューズのひとり。記念すべき初舞台に、1990年秋冬コレクションからミニドレスをチョイス。シンプルながらもトレードマークのストレートの黒髪に“リュバン ドゥ シャネル”のイヤリングが際立つ。グローブやチョーカー、カメリアのヘッドアクセサリーを合わせて、ジェニーお得意のクラシカルなお嬢様スタイルが完成! ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519) 上半身画像©Getty Images

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ドージャ・キャット

Doja Cat

会場に到着したドージャ・キャットはなんと特殊メイクでカールの愛猫、シュペットに変身! そのインパクトをさらに盛り上げるようなテクニックを披露。額に着用したネックレス、二の腕に巻き付けたジュエリーはメシカのもの。同メゾンのブレスレット&リングのおかげでコスプレだけに止まらないおしゃれさを見せつけて。オスカー デ ラ レンタの猫耳付きカスタムドレスで遊び心も効かせながらカールへのオマージュを捧げ、モダンで洗練されたスタイルの出来上がり。 メシカ ジャパン ☎03-5946-8299

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アン・ハサウェイ

Anne Hathaway

アンバサダーを務めるブルガリをまとったのはアン・ハサウェイ。イタリア語でコインを意味する“モネーテ”コレクションより、紀元前400-350年の銀貨にダイヤモンドを施したネックレス、ブレスレット、リングと“セルペンティ”のリングを合わせて。ブルガリお得意のグレコローマン風を、ヴェルサーチェの安全ピンモチーフのドレスでセンシュアルに着けこなした。ツイード素材やパール、胸元のカメリアにカールへのオマージュが込められた、フランス&イタリアメゾンの融合スタイル。 ブルガリ ジャパン ☎03-6362-0100

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エマ・チェンバレン

Emma Chamberlain

Z世代から高い人気を誇るアメリカ人ユーチューバーでインフルエンサーのエマ・チェンバレンのお気に入りはカルティエ。ダイヤモンドのネックレス&イヤリングや、“エタンセル ドゥ カルティエ”のリング、ヴィンテージ作品を仕上げ直した“カルティエ トラディション”のシークレットウォッチといったクラシックなセレクトを、ミュウミュウのセットアップでプレッピーに決めて。クロップドジャケットとヘアバンドでカール好みに仕上げたら、エマ流のドレスコードが完成。 ©Cartier(カルティエ カスタマー サービスセンター ☎0120-301-757) セレブ画像©Getty Images

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ニコラ・ペルツ

Nicola Peltz

ブルックリン・ベッカムと結婚した資産家のお嬢様ニコラ・ペルツの胸元に注目! 巨大なペアシェイプのダイヤモンドネックレスは、ニコラの結婚式の日に母親のクラウディア・ヘフナー・ペルツが身に着けていたもの。元々は、エヴァリン・ウォルシュ・マクリーンが45.52カラットのブルーダイヤモンドとともに所有していた、ハリー・ウィンストンの作品だそう。ブラックのチョーカーとヴァレンティノのドレス、跳ね上げたアイラインと合わせれば一気にモードなスタイリングに。 ヴァレンティノ インフォメーションデスク ☎03-6384-3512 上半身画像@Getty Images

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リリー・コリンズ

Lily Collins

リリー・コリンズも今回のテーマに合わせ、ブラック&ホワイトのジュエリーを探していたはず。行き着いたのはアール・デコ調のカルティエのダイヤモンド×オニキスのもの。ネックレス、イヤリング、リングはアイボリーとブラックシルクのボールガウンやクラシックなヘアメイクとの相性もパーフェクト! 振り向くとドレスの裾には“KARL”の文字。どうやらカール愛が過剰にあふれてしまったよう。 ©Cartier(カルティエ カスタマー サービスセンター ☎0120-301-757) セレブ画像 ©Getty Images

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ケイト・モス

Kate Moss

ケイト・モスと娘のライラの2ショットを目撃! 母親・ケイトは1997年のティファニーのアーカイブから、プラチナ×ダイヤモンドのネックレスを着用し、メットガラに華を添えて。今回、ケイトのために制作されたシルクサテンのスリップドレスは、かつてカール・ラガーフェルドが率いたフェンディのもの。ランジェリー風ドレスが一世を風靡した90年代のグラムな香り漂うルックながら、シアーなピンクのスリーブ付きというところが今っぽい! ©Getty Images

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セリーナ・ウィリアムズ

Serena Williams

なんと、この日のインタビューで妊娠していることを電撃発表したセリーナ・ウィリアムズ。記念すべき日に着用したジュエリーはティファニーとブシュロン。何十にも重なったティファニーのパールネックレスとヘッドドレスでエレガントを極めて。“ティファニー T”とブシュロンの“セルパンボエム”のリングの重ねづけはぜひ真似したい憧れの合わせ技。チュールのマーメイドスカートとシアー素材のスリーブが特徴的なブラックドレスはグッチ。 ©Getty Images

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ジゼル・ブンチェン

Gisele Bundchen

ケンダルやジジの先輩モデル、久しぶりにメットガラに登場したジゼル・ブンチェンが着こなしたのは、2007年春夏コレクションでカールがデザインしたブライダルルック。実はこのドレス、同年の韓国版『ハーパース バザー』の撮影でジゼル本人が実際に着たもの。16年前のドレスをタイムレスに着こなすポイントは合わせるジュエリー。シャンデリアイヤリングと“N°5”のリングでゴージャスにまとめて。カールとの思い出を振り返るのにふさわしいスタイリング。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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ミシェル・ヨー

Michelle Yeoh

今年、アカデミー賞をはじめとするレッドカーペットでひときわ注目を浴びているのがミシェル・ヨー。時の人となった彼女は、METガラではカルティエのハイジュエリーを指名。なんとネックレスの一部がトランスフォームしてイヤリングになるという。さらに、ダイヤモンド×オニキスのリングは、ロングトレーンが特徴的なカール ラガーフェルドのモノトーンドレスにぴったり。同じくブラック&ホワイトの時計はリシャール・ミル。 ©Getty Images

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ジジ・ハディッド

Gigi Hadid

ジジ・ハディッドは、シアーな黒のチュールが優美なジバンシィのカスタムドレスを、少しダークな雰囲気で着こなして。生前に親交が深かったカール・ラガーフェルドにオマージュを捧げ、パールをコーディネートに追加。2重に巻いたネックレスはラゴスのもの。さらに首元で輝くのは、エシカルで人気のスマイリングロックスのオートクチュールで、54個のダイヤモンドを連ねた“ドリームネックレス”。ちなみに妹のベラは今年欠席。 ©Getty Images

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フローレンス・ピュー

Florence Pugh

新たなファッションアイコンとして注目を集めるフローレンス・ピューは、ティファニーのジュエリーをフレッシュにコーディネート。スタッズ形とドロップ形の2種類のパールピアスで動きを出すという技は、着けこなしのお手本にしたいところ。さらにシンメトリーに着用したダイヤモンドブレスレットでキリリとシャープな印象に。映画の役作りのためバズカットとなった彼女。その頭には、アンバサダーを務めるヴァレンティノの巨大なブラックフェザーのヘッドピースを冠し、話題を集めた。 ヴァレンティノ インフォメーションデスク ☎03-6384-3512 上半身画像©Getty Images

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プリヤンカー・チョープラー

Priyanka Chopra

当然ながら、グローバル アンバサダーを務めるブルガリを指名したプリヤンカー・チョープラー。古代ギリシャ・ローマ時代の皇帝が身に着けていた月桂冠にインスパイアされたネックレスの中心には、11.16カラットもある“ブルガリ ラグーナ ブルーダイヤモンド”が鎮座。カラーダイヤモンドの中で最も希少性の高いもので、ブルガリのブルーダイヤモンドとしては最大かつ最高値だそう。ヴァレンティノのドレスでオリエンタルな着こなしを披露して。 ブルガリ ジャパン ☎03-6362-0100 ヴァレンティノ インフォメーションデスク ☎03-6384-3512

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エミリー・ブラント

Emily Blunt

女優のエミリー・ブラントのルックを飾るジュエリーはピアジェ。主役級の“ライムライト”のダイヤモンドイヤリングに、パール×ダイヤモンドのリングをプラスし、カメリアのコサージュでカールへの敬意を表明。マニッシュさとフェミニンさが相まったタキシード風のパンツドレスは、4,250時間かけてマイケル・コースがリサイクルスパンコールなどを手縫いで仕立てたもの。仲良しのシエナ・ミラーとの2ショットも素敵! ©Getty Images

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マーゴット・ロビー

Margot Robbie

マーゴット・ロビーはさりげないシャネルの着こなしがお上手。“ココ クラッシュ”のリングとイヤリングをシンプルに合わせたのは、1993年春夏のオートクチュール コレクションでシンディ・クロフォードが着用したドレス。過剰な装飾はないものの、ウエスト部分のカットアウトや柔らかいシフォンの素材感がモダンでエレガントな印象。コルセット部分には、シャネルのアイコン、ゴールドメタルのチェーンが飾られて。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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ホイットニー・ピーク

Whitney Peak

シャネルのフレグランス、“ココ マドモアゼル”の新たな顔に抜擢された最旬俳優、 ホイットニー・ピーク。パールが揺れるイヤリングが1920年代風のフィンガーウェーブヘアにマッチして。そして“カメリア”のブレスレットとリングでエレガントに仕上げた。フラワーの刺繍が施された白いドレスは2021-22年秋冬オートクチュール コレクションのもので、花嫁の着こなしの参考にもなりそう。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

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ジェシカ・チャステイン

Jessica Chastain

赤毛の印象が強いジェシカ・チャスティンは、プラチナブロンドに髪を染め、カールの白髪をイメージさせることで敬意を表した。グッチのハイジュエリーネックレスは、メゾンのアイコンであるホースビット型にダイヤモンドが施されたもの。シアーなロンググローブの上からリングを着用することでクラシカルなテイストをプラスし、同メゾンのボリュームのあるラッフルが重なるストラップレスドレス、カールのトレードマークだったサングラスを合わせてドラマチックに仕上げて。 ©Getty Images

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