MET GALA 2019: “Camp: Notes on Fashion”

METガラ2019 “キャンプ:ファッションについての覚書”

近年、大きな盛り上がりを見せているMETガラだが、そのピークと言えそうな今回。テーマは“Camp: Notes on Fashion(キャンプ:ファッションについての覚書)”。Campとは、“大げさ”“誇張された”“ケバケバしい”“度を超えている”などの意味で、1964年に著名な批評家のスーザン・ソンタグが提唱したもの。当時の最旬ワードが現代に取り沙汰され、セレブたちを大いに刺激する! ジュエリーもドレスもヘアメイクも、とにかくトゥーマッチ。そんな中でキラリと光るセンスを見せたのは誰?

ルピタ・ニョンゴ

Lupita Nyong'o

オスカー女優のルピタ・ニョンゴが、アトリエ ヴェルサーチのバタフライのようなドレスで会場に舞い降りた! カラフルなアイメイクにダークなリップでトレンド感をプラス、コームがそのまま刺さったヘアもおちゃめ。ブルガリの‟ヘリテージ”コレクションから選んだイヤリング、ブレスレットには、エキゾティックなカラーストーンが艶やかに輝く。2019年夏発売のハイジュエリーコレクションのグリーンサファイアのリングで、煌びやかさに拍車をかけた。 ジュエリー写真(ブルガリ ジャパン ☎03-6362-0100) ©Getty Images

READ MORE

ジジ・ハディッド

Gigi Hadid

マイケル・コースのジャンプスーツとコート、大胆なアイラッシュに目を奪われるジジ・ハディッド。でも、耳元で主張するロレイン・シュワルツのイヤリングが、実はこのコーディネートの要。大きさの違う3連のフープが彼女の動作に合わせて横揺れする動きと、鳥の羽根のように長いまつげの縦の動きが、不自然なリズムを生み出し、エキセントリックさを助長する。ジジのスタイルのよさとベビーフェイスのおかげで、奇抜なCampスタイルもおしゃれに見えるから不思議。 ©Getty Images

READ MORE

カーラ・デルヴィーニュ

Cara Delevingne

歯とバナナモチーフのヘッドピースに、ディオールのオートクチュールドレスで度肝を抜く姿を見せたカーラ・デルヴィーニュ。LGBTの象徴であるレインボーカラーで全身を統一するため、マルチカラーのリングとネックレスをコーディネート。ともに2013年設立のブラジル発ブランド、マキシアのもの。さらに、控えめに見えて実は存在感のあるイヤリングはハリー・コトラーをチョイス。奇抜な装いでも美しいアートのように仕上げているのはさすが! ©Getty Images

READ MORE

リリー・コリンズ

Lily Collins

プラチナに大きなエメラルドが贅沢に配されたカルティエのネックレスに注目! 着用の主はキュートなおしゃれ番長、リリー・コリンズ。いつも以上にボディガードが多い? なんとそのネックレス、外す際に特殊な鍵が必要なほど高価なものだそう。そんなハイジュエリーを主役にそろえた名脇役は、花が舞うビッグヘアと長いまつげ、ジャンバティスタ ヴァリのドレス。60年代調にブルジョワ風味をミックスしてCampなプリンセスに仕上げた、技ありコーディネートに脱帽! ジュエリー写真Vincent Wulveryck ©Cartier(カルティエ カスタマー サービスセンター ☎0120-301-757)   ©Getty Images

READ MORE

シアーシャ・ローナン

Saoirse Ronan

グッチのドレスとジュエリーをまとった演技派女優シアーシャ・ローナンは、ゲームから飛び出たような戦士に変身! 肩には、ドラゴンモチーフの3D刺繍、ライオンの頭をかたどったイヤリング、指には猫のリングと、まさに戦いに行く仲間を引き連れているかのよう。さらにアメジストとダイヤモンドをあしらったライオンモチーフのリングで、心強いお供を追加。これだけ多く強い動物たちを身につけた、Campな美女戦士は他にはいない! 全身写真Images Courtesy of Getty for Gucci(グッチ ジャパン カスタマーサービス ☎0120-88-1921) ©Getty Images

READ MORE

ルーシー・ボイントン

Lucy Boynton

『ボヘミアン・ラプソディ』の好演が記憶に新しいルーシー・ボイントン。ハリー・ウィンストンを代表する“クラスター・コレクション”のイヤリング、サファイアとダイヤモンドで「忘れな草の花」を表現した“フォーゲット・ミー・ノット・コレクション”のリングが、旬の女優ならではのオーラに輝きを添える。フェザー&スパンコールがあしらわれたプラダのドレス、ブルーに染めたヘアも相まって、まるでおとぎ話の妖精のよう。次世代のトレンドアイコンは彼女に決定? 全身写真Photo by Theo Wargo / WireImage(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション ☎0120-346-376) ©Getty Images

READ MORE

レディー・ガガ

Lady Gaga

いつも「Camp=大げささ」で魅了するレディー・ガガにとって、今年のテーマは十八番! ブランドン・マックスウェルのコートで登場したかと思えば、黒のボリュームドレス→ピンクのタイトドレス→下着風コスチュームと、四変化を披露した。そしてパフォーマンス以上に目を引くのが、計28カラット超のダイヤモンドで作られた“ティファニー ブルー ブックコレクション2019”のチョーカー。今すぐ羽ばたき出しそうな蝶のモチーフがドラマティック! 大げさで悪趣味、でもとびきりのセンス。 ピンクのコート写真©Getty Images for Tiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク ☎0120-488-712 www.tiffany.com)  ©Getty Images

READ MORE

ベラ・ハディッド

Bella Hadid

耳元にもドレスにも思い切り煌めきを投入したベラ・ハディッドに注目! マニッシュな黒髪ショートヘアにお似合いの大ぶりイヤリングはロレイン・シュワルツのもの。モスキーノのドレスの大きく開いたウエスト部分にもカラーストーンが輝き、さらにグローブのような袖にもビジューがキラキラ!! Campというテーマに沿っているのかは少し疑問が残るけれど、逆に大げさな不自然さがないだけに、パーフェクトな美しさを披露。 ©Getty Images

READ MORE

ジェニファー・ロペス

Jennifer Lopez

全身がジュエリーのようなヴェルサーチのドレスで現れたジェニファー・ロペス。胸元には、65.32カラットのパープルサファイアをダイヤモンドが取り巻くハリー・ウィンストンの“パープル・ドラゴン・ネックレス”。さらに1972年製のシャンデリアイヤリング、 “シークレットクラスター・コレクション”のブレスレットやリングも投入。婚約者のアレックス・ロドリゲスもハリー・ウィンストンの時計を着用し、ペアで圧倒的な存在感を放った。 アップ写真Photo by Dia Dipasupil ツーショット写真Photo by Dimitrios Kambouris(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション ☎0120-346-376)

READ MORE

ウィニー・ハーロウ

Winnie Harlow

カナダ出身でジャマイカの血を引くモデル、ウィニー・ハーロウはボディ全体にビジューを施したトミー ヒルフィガーのドレスと孔雀のようなヘッドピースで登場。露わにした皮膚も衣装の一部のように美しく映える。そこに、ダブルで垂れ下がるショパールのドロップイヤリングとネックレスを投入し、全身の煌めきにレトロで貴族的なムードをプラスして。ウィニーらしさあふれる華麗なトータルコーディネート。 ©Getty Images

READ MORE

クリステン・スチュワート

Kristen Stewart

ヘアにスパイシーな蛍光オレンジを投入した、シャネルのアンバサダーである女優のクリステン・スチュワート。スパンコールが装飾されたシャネルのトップス&パンツというジェンダーレスな装いに、同じくシャネルの4連ロングネックレスでエレガントさをプラスして。動くたびに小さなCCチャームが揺れ、周囲の視線を引きつける。さらに眉を白と黄色のツートンカラーに染め、シックなジュエリー&ファッションをカラフルなヘアメイクで盛り上げた。 ©CHANEL(シャネル カスタマーケア ☎0120-525-519)

READ MORE

プリヤンカー・チョープラー

Priyanka Chopra

ミス・ワールド優勝者、「世界一の美女」とお墨付きのプリヤンカー・チョープラーは、ボンバーヘアに鳥かごのような王冠、ディオールのドレスで思い切り楽しんでいる様子。主役はショパールの“コパカバーナ”のイヤリング。さらに“ハッピーダイヤモンド”のネックレス、“オート・ジュワイアリー”のチタン×ダイヤモンドのブレスレットでCampなエレガントさも忘れない。イヤリングのピンクサファイアに合わせた赤紫のリップや、インドのビンディのような額のアクセントも彼女らしい! ©Getty Images

READ MORE

ポム・クレメンティーフ

Pom Klementieff

フェラガモのピンクのスーツにオーバーサイズのシルクのケープを重ね、オールアップヘアで決めたのは、METガラ初登場のフランス女優ポム・クレメンティーフ。イエローゴールド×ダイヤモンドのイヤリングはデヴィッド・ヤーマンのもの。1980年にニューヨークで誕生した同ブランドは、彫刻家の夫と画家の妻がクリエイトしているだけにとてもアーティスティック! ポムのチョイスしたイヤリングも、目元の奇抜なメイクと好相性、インパクト大! ©Getty Images

READ MORE

ローラ・ハリアー

Laura Harrier

ブルガリのアンバサダー、ローラ・ハリアーは、ローマの円形建築物から着想を得た“ビー・ゼロワン”のリングとイエローゴールドにダイヤモンドをあしらったイヤリング、極め付けに“セルペンティ”のジュエリーウォッチを着用。ニコラ・ジェスキエールが特別にデザインしたルイ・ヴィトンのブラックレザーのミニドレスに合わせれば、モダンなグラディエーター風の着こなしに。無造作にかき上げたような黒×プラチナブロンドのピクシーヘアともグッドマッチ。 ©Getty Images

READ MORE

ケンダル・ジェンナー

Kendall Jenner

“ティファニー ブルー ブックコレクション2019”のネックレスを、オレンジ色のフェザー付きドレスに合わせて登場したケンダル・ジェンナー。最高峰のハイジュエリーシリーズかつティファニーお得意のイエローダイヤモンドに、熱い視線が集中! 実はこの装い、ディズニー映画『シンデレラ』の意地悪な姉がモチーフとか。Campというテーマが持つ “皮肉さ”という意味を込めたコーディネートだが、こんな美しい姉ならシンデレラにもなれるはず?! ©Getty Images for Tiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク ☎0120-488-712 www.tiffany.com) 

READ MORE

ガル・ガドット

Gal Gadot

『ワンダーウーマン』でおなじみのガル・ガドットのコーディネートは、ベル状にダイヤモンドがちりばめられた、揺れるティファニーのイヤリングがポイント。額に装飾が垂れるヘッドドレスとシルバーラメのアイメイク効果で、どこか未来的でエキゾティックなムード。ジバンシィの総レースのミニドレス+ニーハイブーツをまとえば、戦う女性役のイメージが強い彼女に天使の可憐さも加わって。隣でおそろいのヘッドドレスでポーズするのはジバンシィのクリエイティブ・ディレクター、クレア・ワイト・ケラー。 アップ写真©Getty Images for Tiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク ☎0120-488-712 www.tiffany.com)  ©Getty Images 

READ MORE

カーリー・クロス

Karlie Kloss

ピンクカーペットの上で一際ゴールドのオーラを放つモデルのカーリー・クロス。そのワケは全身グッチのコーディネートにあり! 大きなパフスリーブと“G”マーク柄が特徴のゴールドのベアトップドレス、ライオンヘッドモチーフのイヤリング。仕上げに、“ル マルシェ デ メルヴェイユ”コレクションのキャットヘッドのリングと、イエローゴールドにダイヤモンドをあしらったリングを合わせて。ユーモラスな要素を上手く取り込んで全身がゴールドラッシュ! 正面写真 Images Courtesy of Getty for Gucci(グッチ ジャパン カスタマーサービス ☎0120-88-1921) ©Getty Images

READ MORE

エル・ファニング

Elle Fanning

エル・ファニングはトレードマークの白い肌をブロンズに仕上げ、1970年代の要素たっぷりのレトロな“ギャル”に変身した。ミュウミュウのトップス&パンツに、チャームをジャラジャラとつけたおもちゃのようなネックレス、そして指にはカラフルなティファニーのリングを大量にセット! さらに蛍光ピンクのネイルやネイルチャームでポップさを極めて。清楚なプリンセススタイルの多いエルだからこそ、遊び心たっぷりのスタイリングを満喫! ©Getty Images

READ MORE

ページトップへ