Marie-Louise d’Autriche

マリー=ルイーズ・ドートリッシュ

1791年、オーストリア出身。オーストリア皇帝フランツ1世の娘、フランス皇帝ナポレオン1世の2番目の妻。誕生の2年前に大叔母のマリー・アントワネットがフランス革命により処刑され“ナポレオンは憎むべき男”と教えられて育つ。しかし、最初の妻との間に子どもを授からず、名家とつながりを求めたそのナポレオンと1810年に望まない結婚。当初は悲嘆にくれるも、皇帝の優しさに徐々に愛が芽生えたという。1811年、のちのナポレオン2世(ローマ王)となる長男を出産。社交的で宝飾を好んだ前妻のジョゼフィーヌと違い、ハプスブルク家の公女として育てられたといってもその生活は慎ましやかだった。

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時は18世紀末にタイムスリップ。フランス革命の英雄、ナポレオン1世と最初の妻、ジョゼフィーヌ皇后が愛したジュエラーといえば、2020年で創業240周年を迎えたショーメ。また、子宝に恵まれなかったジョゼフィーヌと別れた後、第二の妃であるマリー=ルイーズとの婚礼のためにナポレオンが贈ったのもショーメの宝飾品だ。生涯で数多くのオーダーをしているが、その中にはそよ風の中で頭を垂れる小麦の穂のモチーフなどもあったそう。皇帝の威信を映し出す壮麗さと、繊細な草花を表現する卓越された技術は今もなお健在。 ©Getty Images

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