JEWELRY-STYLE ICONS

魅惑のジュエリースタイル アイコン

ハリウッド女優からモナコ公妃に転身したグレース・ケリーから、皇帝ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌ、エシカル・ジュエリーを推進するフランス女優、マリオン・コティヤールまで。映画の中で、アワードやパーティで、私生活で。ジュエリーを愛し、そのスタイルで魅了する8人のアイコンセレブに大接近。さらに、現在手に入るジュエリーの中から、彼女たちのスタイルを想起させる逸品もご紹介。国や時代は違っても、8人とジュエリーの間には、歴史・伝統・愛情・成功・哲学etc.…さまざまなドラマと逸話があった!©Getty Images(左、中)、 MGM, coll Sunset Boulevard(右) *商品はすべて税抜価格

グレース・ケリー

Grace Kelly

【Grace Kelly × CARTIER】 咲き誇るバラのように優雅で気品あふれる美女ながら、どこかミステリアスな“クールビューティ”、グレース・ケリー。1950年代はヒッチコックのお気に入り女優として一世を風靡し、モナコ公妃へと華麗に転身を遂げた。そんな彼女がレーニエ公から贈られた愛の証は、カルティエの10.48カラットのダイヤモンドリング。凛と知的な印象のエメラルドカット、シンプルなデザイン、限りなく透明な輝きはまさにグレースの存在感そのものだ。彼女は最後の作品『上流社会』(1956年)で、直線的なラインの白いドレスに合わせてこのリングを着用。去り際の美しさも眩いばかりである。また、大公と仲睦まじくカルティエのショーウインドウを覗く姿や、結婚準備のためカルティエブティックを訪れた際の佇まい(左下)も洗練の極み。シンプルで潔く優雅――そんなグレース・スタイルを目指すなら、シャープなカットのダイヤモンドに注目したい。 リング〈上〉「カルティエ マジシャン」(WG×DIA) 参考商品 Photo:Vincent Wulveryck©Cartierリング〈下〉「ソリテール 1895」(PT×DIA 0.18ct~)¥246,000~ Photo: Studio Triple V©Cartier/ともにカルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター☎0120-301-757) ©Roger-Viollet/Aflo、Getty Images、Rex Features/Aflo

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エリザベス・テイラー

Elizabeth Taylor

【Elizabeth Taylor × BVLGARI】 エリザベス・テイラーは実に8回もの結婚・離婚を経験し、数多くのジュエリーを贈られ、身に着けたが、ブルガリだけは特別だ。最も情熱的な関係にあった5番目の夫、リチャード・バートンの愛の証こそ、ブルガリ。『クレオパトラ』(1963年)撮影中のローマで恋に落ち、ブルガリ本店を隠れ家に愛を育んだ話も有名である。バートンは1962年、7.4カラットのエメラルドをダイヤモンドが取り巻くリングを贈り、婚約記念に同デザインのブローチ、結婚記念にはそのブローチをヘッドに着けられるネックレスを贈った。大胆なデザインや深みのあるエメラルドの輝きは、リズの妖艶な眼差しや黒髪、曲線的なボディを際立たせ、やがてリズのシンボルジュエリーとなる。今、リズのようなエキゾティック&グラマラスなスタイルを演出するなら、やはりブルガリの大胆なデザインとエメラルドは狙い目。クールなサファイアを取り入れるのもいい。 ネックレス(PT×DIA×エメラルド)¥637,500,000(予価) リング〈上〉「ジャルディーニ・イタリアーニ」(WG×DIA×エメラルド)¥7,500,000(予価) リング〈下〉「ディーヴァ ドリーム」(WG×DIA×エメラルド×サファイア)¥31,250,000(予価)/以上ブルガリ(ブルガリ ジャパン☎03-6362-0100) ©Getty Images、Album/Aflo

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ジャクリーン・ケネディ・オナシス

Jacqueline Kennedy Onassis

【Jacqueline Kennedy Onassis × VAN CLEEF & ARPELS】 1963年、自らの隣で夫のジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された、悲劇のファーストレディ、ジャクリーン。1968年に再婚したギリシャの海運王、オナシスも1975年に急逝。その人生は波乱に満ちていた。一方で、フランス語を操り、流行の欧州ブランドを優美にまとう彼女は憧れのファッションリーダー。中でも、生涯にわたって愛したのがヴァン クリーフ&アーペルである。1953年にジョン・F・ケネディに贈られた婚約指輪に始まり、オナシスとの結婚式で着けたのも同ブランド。古代エトルリア文明の宝飾品にインスパイアされた、太いブレスレットもお気に入りだった。ハンマー打ちの模様入りイエローゴールドの個性的なデザインだが、1977年、モハメド・アリの歓迎会ではチューブドレスに合わせて披露。そのスタイルはより洗練され、磨きがかかっている。もし彼女が今、生きていたら? ピンクゴールドや細バングルの重ね着けにも挑戦していたかも。 復刻版「エトルリアン ブレスレット」(YG)¥3,725,000(写真では表と裏を紹介) 「ペルレ」マンシェット ブレスレット(PG)¥3,325,000 ダイヤモンド ブレスレット(YG×DIA)¥4,125,000 シニアチュール ブレスレット(YG)¥645,000/以上ヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク☎0120-10-1906) ©Getty Images

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オードリー・ヘプバーン

Audrey Hepburn

【Audrey Hepburn × TIFFANY & CO.】 イギリス人だからか、それとも出演した映画のロケ地のせいか、オードリー・ヘプバーンはハリウッドで活躍しながらも、そこはかとなくヨーロピアンだ。ジバンシィの最新モードに身を包んでも、華美に着飾ることはない。グラマラスというより、フレッシュ&チャーミング。が、そんな彼女が華やかなジュエリースタイルで魅了したのが『ティファニーで朝食を』(1961年)である。中でも、プロモーションで着用された“リボン・ロゼット・ネックレス”は、ティファニーが所有する伝説の宝石、128.54カラットのイエローダイヤモンド=「ティファニー ダイヤモンド」がセットされた名品。映画にはパールやダイヤモンドも登場するが、華麗なのに清らかなイエローの煌めきはティファニーのアイコンであり、オードリーとティファニーの魅力をしっかり結びつけた。さあ、パーティシーンでなくても、イエローダイヤモンドを取り入れて。オードリースタイルのエスプリを感じよう。 〈右上〉現在、NY本店に展示されている「ティファニー ダイヤモンド」がセットされたネックレス 〈左上〉「ティファニー ダイヤモンド」がセットされたアーカイブのブローチ「バード オン ア ロック」 〈中央〉イヤリング(PT×DIA×イエローDIA) 〈下〉リング(PT×DIA×イエローDIA)ともに参考商品/以上ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク☎0120-488-712) ©Getty Images

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ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ

Joséphine de Beauharnais

【Joséphine de Beauharnais × CHAUMET】 18世紀後半、夫と死別するも、再び社交界の花形として周囲を魅了していたジョゼフィーヌは、年下のナポレオンの求愛を受けて1796年に結婚。彼が皇帝に即位すると皇后となり、1804年12月、戴冠式に臨む。この時、彼女が授けられた壮麗なティアラこそ、ナポレオンの公式ジュエラー、ショーメのものである。創業237年の歴史の中でも、ジョゼフィーヌ+ティアラは特別なアイコンなのだ。それにちなみ、2010年にティアラを象った“ジョゼフィーヌ”コレクションが誕生。そこには、自然豊かなカリブ海の島で生まれ、美的センスを磨いた皇后のエスプリが込められている。鷲よりも白鳥を、大理石の宮殿よりも花畑を、そして透明感のあるモスリンのドレスを愛したジョゼフィーヌ。女性らしさや温かさ、強さと気高さをリングやブレスレットで感じてみたい。フランス革命の時代にタイムスリップできるかも? 〈上から〉「ジョゼフィーヌ」 エグレット・アンペリアル リング(PT×センターDIA 1.01ct~)¥3,358,000~  「ジョゼフィーヌ」ティアラ リング(PT×DIA×ピンクサファイア)¥3,890,000(参考価格) 「ジョゼフィーヌ」エグレット・アンぺリアル ブレスレット(PTxWG×DIA)¥25,200,000(参考価格) 同リング(PT×DIA×サファイア)¥7,020,000(参考価格)~ 「ジョゼフィーヌ」 エクラ リング(PT×センターDIA 0.5ct~)¥1,231,000~/以上ショーメ☎03-5635-7057 ©Getty Images

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グウィネス・パルトロウ

Gwyneth Paltrow

【Gwyneth Paltrow × HARRY WINSTON】 1932年にニューヨークで創業、“キング・オブ・ダイヤモンド”の異名を取るハリー・ウィンストン。1944年には、アカデミー主演女優賞を受賞したジェニファー・ジョーンズにジュエリーを貸し出し、“スターたちのジュエラー”と呼ばれるように。今では当たり前のシステムも当時としては画期的で、以来、ハリー・ウィンストンはアワードに欠かせない存在になる。中でも1998年、『恋におちたシェイクスピア』でオスカー像を手にしたグウィネス・パルトロウのスタイルはタイムレス。耳元には様々なシェイプのダイヤモンドが立体的にセットされた“クラスター・イヤリング”が光を取り込んで輝き、ネックレスもシンプルな短めをチョイス。ラルフ ローレンの桜色のスリップタイプのドレス、小さくまとめたヘア。スター然としない可憐な佇まいとピュアな美しさが際立つ。さあ、グウィネス・スタイルを想起させるネックレスとイヤリングで、受賞の瞬間の幸福感をシェア! イヤリング「クラスター・イヤリング」(PT×DIA)¥4,080,000~ ネックレス(PT×DIA)¥22,400,000/ともにハリー・ウィンストン(ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション☎0120-346-376) ©Getty Images

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マリオン・コティヤール

Marion Cotillard

【Marion Cotillard × CHOPARD】 カンヌ国際映画祭のトロフィー“パルムドール”は知る人ぞ知るショパール製。開催期間中は多数のセレブを魅惑的なハイジュエリーで彩り、盛大なパーティが催される。そんなショパールと特に縁の深いセレブといえば、フランス女優、マリオン・コティヤールだろう。元々環境問題に強い関心を持ち、エシカル・ブランドの重要性を提唱。紛争地と関係ない、公正な取引が証明された素材による“グリーン カーペット コレクション”に賛同し、自らデザインを手がけることに。こうして生まれたのが、2015年のカンヌで披露されたハンドジュエリーだ。オーストラリア産オパールとダイヤモンドをチェーンでつないだそれは、繊細に動くさまが何とも美しくエキゾティック。また自然のモチーフを彷彿とさせる細工、揺れるイヤリングも彼女らしい。大地の匂いを感じさせつつ、あくまでフレンチシックに魅せる。そんなマリオン・スタイルに注目したい。 イヤリング〈上〉(フェアマインドWG×DIA)¥9,680,000 〈中〉(フェアマインドWG×DIA)¥12,230,000 〈下〉(フェアマインドWG×DIA×エメラルド)¥85,150,000/以上ショパール(ショパール ジャパン プレス☎03-5524-8922) ©Getty Images

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ニコレッタ・ロマノフ

Nicoletta Romanoff

【Nicoletta Romanoff × DAMIANI】 1924年に創業したダミアーニは、流麗かつ繊細なデザインが持ち味のイタリアン・ハイジュエラー。過去には自国を代表する大女優、ソフィア・ローレンとのコラボで話題になったが、新世代アイコンといえばニコレッタ・ロマノフだろう。ロシア史上最後の王朝・ロマノフ家の末裔で、女優としても活躍する彼女。その優美な佇まい、品格、卓越した美的センスにダミアーニが魅せられ、“ザ・ロマノフ”コレクションでコラボが実現した。第2弾にあたる新作“フィオーリ ダランチョ”(イタリア語で“オレンジの花”)は彼女の祖父、ニコライ・ロマノフとの婚礼で、新婦のゲラルデスカ伯爵夫人が着けた蝋細工のティアラがヒント。花嫁を幸せに導くとされるオレンジの花を、ダイヤモンド、パール、ゴールドで現代に甦らせた。自らモデルも務めるニコレッタを見ているとロシア悠久の歴史とロマンティックな愛の物語が浮かんできそう。 「フィオーリ ダランチョ」ネックレス(WG×DIA×パール)¥12,660,000 ブレスレット(WG×DIA×パール)¥18,620,000/ともにダミアーニ(ダミアーニ 銀座タワー☎03-5537-3336)

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