1837年、チャールズ・ルイス・ティファニーがニューヨークに創業。1886年、エンゲージリングのスタンダードスタイルである“ティファニーセッティング”を考案。ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すため、爪で持ち上げるデザインは当時の画期的発明だった。銀製品、テーブルウェア、レザー小物なども展開。1837年から使用されている箱のティファニー ブルーはアイコニックなブランドカラー。
ティファニーを代表するエンゲージリングといえば、1886年に誕生し、今なお変わらないデザインで世界中の花嫁を魅了する「ティファニー セッティング」。ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが6本の爪で高く持ち上げられ、全方位からの光を巧みに取り込んで燦然と輝く、永遠の名作である。細身のアームも洗練された印象で、少しも古くささを感じさせない。一粒ダイヤモンドの崇高な美しさをたたえたこのシンプルなリングには、ティファニーのウエディングジュエリーの真髄が宿っているのだ。
時を経て1999年、オリジナルのカットが特許を取得した、スクエア形の“ルシダ”が誕生。さらに21世紀の花嫁のためには、華麗なビーズセッティングのダイヤモンドが取り巻く“ティファニー ソレスト”や、アームが中央に向かって細くなる“ティファニー ハーモニー”など、独創的なデザインのリングが祝福を届けてくれる。マリッジリングも実にバリエーションが豊富で、重ね着けにふさわしいタイプや、一本でも存在感のあるタイプ、ファッション性が高いものなど。ティファニーのウエディングジュエリーはニューヨークの摩天楼のようにきらめきながら、花嫁の夢を叶えてくれるのである。